今日のSSTは『 怒り 』についてです。
みなさんも日頃よく怒っておられることでしょう。
『 怒り 』というのは、昔はとっても必要な感情だったのです。
狩猟時代。
獲物を捕らえる際や危険な野生動物に出くわした際、人々は緊張に打ち勝つ為に怒りの感情を呼び起こしました。
戦いの場面が多いこの時代には、その怒りをパワーに変えて猟に挑むことが必要とされていたのです。
対して現代は、人と人が互いを気遣って生活している平和的な世の中に変わりました。
現代社会において『 怒り 』は、表出することのないよう自分でコントロールしなくてはいけないものとなりました。
『 怒り 』の感情のコントロール。
それを『 アンガーマネージメント 』と言います。
アンガーマネージメントをするにあたって、
まずは『 怒り 』のメカニズムを知っておきましょう。
怒りは脳の中心『 大脳辺縁系 』で生まれます。
「カ・タ・キ・・・えいっ!」
ズルいっ!
6歩も歩いたじゃん!
こんな時、大脳辺縁系の『 ダイちゃん 』が怒ります。
「なんだよソレっ!ズルいんだよっ!マジでムカつく‼︎」
『 ダイちゃん 』を好き勝手にさせておくと、強くて乱暴な発言や行動が出てしまいます…。
そんな時は、理性を司る前頭葉の『 ゼンちゃん 』を目覚めさせましょう◎
『 ゼンちゃん 』が目覚めれば、感情に流されずに対処できるのです◎
しかし…!
なんと『 ゼンちゃん 』はのんびり屋さん。
目覚めるまでに3〜5秒かかる、と言われています。
「ムカつく!」と思った時、まずは5秒以上待たなくてはいけません。
余裕を持って6秒待ちましょう。
その間に、起きた『 ゼンちゃん 』は『 ダイちゃん 』をなだめてくれます ☺︎
そうすれば、誤った行動を起こすことはなくなる、というわけです。
みんなも練習してみようね◎
「カ・タ・キ・・・バシッ!」
「1・2・3・4・5・6。」
「あの、歩きすぎてたからさっきのは無しでもう一回やろうよ。」
ちゃんと言葉で伝え、平和的解決に導くことができました ☺︎
そうですこれがアンガーマネージメント◎
みんな明日から…いや今日から!実践できるかな?
☺︎
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さて、『 怒り 』をどうのこうのするのももちろん大事ですが、
できれば怒らない様に暮らしたいと、みんな願っていますよね◎
『 怒り 』は脳のダメージになる、なんて話もありましたから。
自分はどんな怒りのタイプで、相手のどういう行動にストレスを感じてしまうのか。
それを知っておくことは、今後の対策を立てるのにも役立つハズです。
怒りの種類は、以下の6つに分類されるそうです。
アナタは何タイプ?
◎ 外柔内剛タイプ
性格:穏やかで優しくて気持ちが強い人
イライラ:嫌なことを断れない
対処:嫌なことは断る
好きなこと、楽しいことで嫌なことを忘れる
◎ 威風堂々タイプ
性格:自分のことが大好きでプライドが高く、周りからの評価を気にしている
イライラ:自分のことを認めてもらえないとイライラ
対処:自分の評価が下がってしまった、とネガティブに受け取らない
どっちがすごいかではなく人のすごい所を認める
◎ 天真爛漫タイプ
性格:自分より上の人、えらい人にも意見や気持ちを言える
イライラ:意見を言わない人が苦手、物事がスムーズに進まないとイライラ
対処:人の意見を聞く、受け入れる、立ち止まって考える
◎ 用心堅固タイプ
性格:慎重で警戒心が強く、人を信じることができない
イライラ:頼られることや距離が近すぎることを嫌がる
対処:自分や人への思い込みを捨てて信じる、頼る
◎ 公明正大タイプ
性格:正義感が強い。真面目。
イライラ:ルールや決まりを守らない人を許せず、人を変えようとする
対処:色々な人がいることを知り、自分とは違うことを受け止める
◎ 博学多才タイプ
性格:完璧主義 なんでもちゃんとしたい ハッキリさせたい
イライラ:優柔不断、なんでも迷っちゃう人、真面目にやらない人にイライラ
対処:どっちかハッキリしなくても「まぁいいや」と思うこと
※ワンピースのキャラクターを独断で当てています。実際の設定とは無関係です。
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