「みんなにとって、楽しいことってなんですか?」
まずは紙を配り、そこにみんなの楽しいと思うことを書けるだけ書いてもらいました。
みんなたくさん書いてくれました。
一番多かったのは「ゲームをしている時」でしたね。
さて、この文字。
『楽しい』と読みますが、他に『楽(らく)』とも読みますね。
『楽しい』と『楽(らく)』とは全然違うのに同じ漢字が使われるのは、この2つが似てるからです。
では、みんなが書いてくれたものを、『楽しい』ことと、『楽(らく)』なことに分けたいと思います。
まず、『楽』な方から見てみましょう。
ゲーム・Youtube・アニメ・レバーを食べる等があります。
大抵はお金を使うと味わえる、提供されるサービスが多いです。
これらは『消費する楽しさ』と言います。
次に、『楽しい』ことの方を見てみましょう。
コドモノに来る
絵を描く
志賀さんと勉強をする
こういったもの達は、『楽しい』とは言ってもいっつも楽しいものじゃありません。
コドモノは楽しいけど、喧嘩しちゃうことも泣いちゃうこともある。
絵は上手に描けなくて落ち込むこともある。
わからない問題を理解できた時は嬉しいけど、志賀さんは機嫌が悪い時は怒ります。
それでも、やっていると、最後にはとびきりの楽しさが待っていますよね◎
さぁ、こういう楽しさを『生産する楽しさ』と言います。
自分で何かを始めて、他の誰かを感動させたり、満足させたり、またはだれかを楽にしたり、一緒に成功させたりします。
では、みんなに質問です。
4ピースのパズルと500ピースのパズル、どっちで遊びますか?
みんな500ピースのパズルをやりたいと答えました。
難しい方が、楽しいんです。
次の日曜日、松本さんは何をしようか考えています。
何をしたらいいでしょう?
「まずやることやってからゴロゴロしたらいい。」
えっっ…ずっとゴロゴロしてちゃダメ⁇笑
なんで、『楽(らく)』するより、『楽しい』ために何かをする方がいい!ってこと、みんなは知っているんでしょう?
みんなも、もう気づいています。
楽することは、そんなにいいことじゃない、と。
昔の人が、いい言葉を残しています。
これは漫画『ちるらん』で、高杉晋作の言ったセリフです。
確かに楽ばかりしていたら、人生を振り返った時に何も残りません。
いつも言っていることですが、ことわざを信じる人に悪い人はいませんからね。
楽しいことを追いかけるのは本当に良いことだと思います。
ただ、本当の『楽しさ』を求めてください。
『楽(らく)』な方ばかりを選ぶのはダメです。
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しかし、現代には『楽(らく)』なものがめちゃくちゃありますね。
それはYouTube、携帯ゲームなどです。
Youtubeばっかり見てる子は集中力と忍耐力が低くなります。
Youtubeは相当楽です。
だってつまんなかったら飛ばせばいい。
飛ばせない映画は見る気になれなくなるし、先生の話なんか聞いてられなくなります。
携帯ゲームでは、ガチャを引いていいキャラ出たら、ハッピーになれちゃいます。
ギャンブルと同じ快感が簡単に得られてしまいます。
仮想世界では手軽に得られる幸福感に慣れてしまうと、現実に支障をきたすことになり兼ねません。
お気をつけください。
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